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朝の顔を責める前に。EKATO炭酸泡パック洗顔と私の静かな一分

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洗顔を急いだ朝、顔より先に心がくすんでいた。EKATOの泡に預けた1分間

デート前の一分、炭酸泡パック

朝7時42分、洗面所で私は泡に謝っていた。

「ごめん、今日は待てない」

泡は何も言わない。もちろんである。けれど、顔にのせて十秒も経たないうちに流された洗顔料には、どこか不服そうな気配があった。

その日の私は、婚活で知り合った人と夕方に会う予定だった。服は昨夜決めた。バッグの中身も確認した。なのに鏡の前に立つと、顔だけがまだ布団の中にいるように見える。

むくんでいる。冴えない。寝不足の影まで律儀についてきている。

そして何より、私はきれいになりたいのに、きれいになるための手間はできるだけ省きたかった。

美を願う気持ちは本気なのに、努力の持ち時間は一分。なかなか図々しい話だ。

作家を目指しながらブログを書き、ひとりで暮らし、婚活もしている。以前は飲食業界と美容業界で約10年働いた。

人をきれいにするには、まず自分の心が整っていること。

接客の現場でそう学んだはずなのに、今朝の私の心は、洗濯ネットの中のストッキングくらい絡まっていた。

一分くらい待てる私でいたかった

泡を急いで流したら、見栄だけが残った

洗顔を終え、タオルで顔を押さえながらスマートフォンを確認した。

待ち合わせは17時。まだ九時間以上もある。私が急いでいた理由は、実は何もなかった。

急いでいたのではなく、落ち着かなかったのだ。

会った瞬間に「思っていた感じと違う」と思われたらどうしよう。

肌が疲れて見えたら、生活まで疲れている人に見えるかもしれない。できれば自然体でいたい。でも、「自然体に見えるように整えた私」で会いたい。

自然体とは、意外に手間のかかる衣装である。

美容業界で働いていた頃、お客様から「朝は時間がなくて、何もできないんです」と何度も聞いた。私は笑顔で、続けやすいケアをご案内していた。

「毎日完璧にしなくていいですよ」

あの頃の私は、ずいぶん良いことを言っていたと思う。名札を外した今の私は、洗顔の十秒すら待てずに泡へ謝罪している。

接客する側だったときは、美容には人を少し前向きにする力があると知っていた。

けれど、使う側になると、お金も時間も現実的だ。欲しいものを全部買えば、肌より先に通帳が薄くなる。

高機能なスキンケアは気になる。でも、工程が増えると続かない。

丁寧に暮らしたい。でも、朝から白湯を飲み、ストレッチをし、十種類の化粧品を順番に使う生活は、私の場合おそらく三日で閉店する。

欲しいのは、努力している自分ではなく、無理をしなくても少し機嫌よくいられる自分だった。

その朝、もう一度洗面台を見た。

水滴の残った蛇口、丸まったタオル、慌てて閉めた化粧水。誰にも見られていないのに、暮らしの雑さだけが大集合している。

私はタオルを掛け直した。

たったそれだけで、呼吸が少しゆっくりになった。

「一分エステ」に疑い深い私が立ち止まった

EKATOのWHITE SPA WASHを知ったのは、その少し前だった。

炭酸ガスを含んだ濃密な泡を顔にのせ、約一分で洗い流す炭酸泡パック洗顔。

泡立てる必要がなく、こすらず広げやすい。洗顔と炭酸ケアを一度に取り入れられる、いわば「摩擦レス洗顔+一分エステ」という発想の商品だった。

一分。

その言葉を見た瞬間、私は興味を持った。同時に、かなり疑った。

美容の世界にいたせいか、「たった○分」という言葉を見ると、心の中に小さな審査員が現れる。

「本当に?」

「その一分、どこからどこまで?」

「片づけ時間は別料金では?」

審査員は細かい。しかも給料を払っていないのに毎回出勤してくる。

公式の使い方を確認すると、使用量の目安はピンポン玉一つ分ほど。

乾いた手肌で使うのがおすすめで、顔に泡をなじませたら一分以内に優しく洗い流す。一本で約35〜40回分が目安とされている。

長く置けば置くほどよいわけではなく、一分以上置いても効果は変わらないとの案内もあった。

洗浄成分を含むため、必要以上に長く置くと皮脂を取りすぎ、肌の負担につながる可能性があるという。

ここは、私にはかえって信用できる点だった。

美容は、ときどき「たくさん使えば、もっときれいになれる」という欲を刺激する。

でも肌は、大盛り無料の定食ではない。増量すれば喜ぶとは限らない。

炭酸ガスによる血行促進で、一時的に赤みが出る人もいると公式FAQに記載されている。赤みが長引く場合は、すぐに使用をやめる必要がある。

私は乾燥や赤みが出やすいので、最初から「誰にでも絶対やさしい」とは考えず、肌の様子を見ながら使うことにした。

そして価格を見た。

「洗顔料として考えると、安くはないな」

声に出した。

ひとり暮らしのよいところは、こういう独り言を誰にも訂正されないことである。

執筆時点の公式販売ページには通常価格とお試しコースがあり、二回目以降の価格や解約期限などの条件も示されていた。

キャンペーンや条件は変わる可能性があるので、注文前には最新情報を読み直したい。

私が考えたのは、「洗顔料として高いか」だけではなかった。

泡立てる時間、パックを別に用意する手間、朝の気持ちを切り替える一分。

それらを一つにまとめるものとして、自分が価値を感じるかどうかだった。

毎月の美容代には限りがある。

だからこそ、「よさそう」ではなく、「自分の生活に入るか」で選びたかった。

じんわりした泡の中で、今日の顔を責めるのをやめた

初めて使う朝、缶をよく振り、ピンポン玉くらいの泡を手に出した。

ふわふわというより、むっちり。

泡が手のひらでへたらず、白い小さなクッションのように居座っている。

頬、額、あごへ置き、指の腹でこすらないように広げた。

いつもの癖で、小鼻をくるくるしたくなる。

「働かなくていい。今日は泡に任せよう」

指にそう言い聞かせた。

私の指は美容に関して働き者すぎる。毛穴を見つけると、頼まれてもいないのに残業を始める。

タイマーを一分に設定した。

泡をのせている間、劇的な音がするわけではない。私はじんわりとした感触を確かめながら、洗面所に立っていた。

炭酸ガスによる血行促進効果で、くすみやむくみが気になるときの炭酸ケアができるというのが、この洗顔の特徴だ。

ただし、化粧品の感じ方には個人差がある。

むくみやくすみが必ず消える、と言えるものではない。私の場合は、洗い流したあとに顔がさっぱりして、朝のぼんやりした気分まで一区切りついたように感じた。

一分後、ぬるま湯で優しく流した。

タオルは滑らせず、そっと押し当てる。

肌を見て最初に思ったのは、「別人になった」ではなかった。

よかった。

もし一分で別人になったら、夕方の待ち合わせで本人確認が必要になる。

でも、顔を洗う前より、自分を雑に扱っていない感じがした。

それがいちばんうれしかった。

普段の私は、くすみが気になるとファンデーションを重ね、むくんで見えると髪で輪郭を隠そうとする。

隠すことばかり考えて、朝の肌に触れる手まで急いでいた。

この一分は、見た目を整える時間であると同時に、「今日の顔をいきなり減点しない」ための待ち時間になった。

夕方、待ち合わせ場所へ向かう電車の窓に、街の灯りが流れていた。

鏡ではないから、自分の顔を探さずに済む。私はスマートフォンをバッグにしまい、肩の力を抜いた。

相手にどう見られるかは、最後までわからない。

会話が弾むかもしれないし、コーヒーだけで終わるかもしれない。美容をどれだけ頑張っても、相性までは泡で洗えない。

けれど朝の私は、一分間だけ自分のために立ち止まった。

その事実は、誰かの評価とは関係なく残っていた。

向いている朝と、休ませたほうがいい日がある

WHITE SPA WASHは、泡立てが面倒な人、こすりすぎを避けたい人、洗顔と短時間の炭酸ケアをまとめたい人には取り入れやすそうだ。

朝のむくみや冴えない印象が気になるとき、「一分だけ待つ理由」を作りたい人にも合うと思う。

一方で、洗顔料にかける予算をできるだけ抑えたい人には、価格が気になるはずだ。

濃密泡の感触や炭酸ケアに価値を感じるかどうかで、印象は変わる。

肌に炎症や傷があるとき、刺激を感じやすいときは、無理に使わないほうがいい。

使用中に違和感があれば洗い流し、赤みなどが続く場合は使用を中止して専門家へ相談したい。

炭酸ガスによる一時的な赤みについても公式に案内があるため、大切な予定の直前に初めて使うより、余裕のある日に試すほうが安心だと思う。

また、一分という短さが魅力でも、もっと長く置きたくなる人には注意が必要だ。

私も「せっかくなら三分」と欲張りかけた。美容における私の欲は、食べ放題のデザートコーナーと同じ動きをする。

けれど、公式の推奨は一分以内。

決められた使い方を守ることも、自分の肌を大切にする行為なのだと思う。

私は以前、「丁寧な暮らし」とは、時間とお金に余裕がある人がするものだと思っていた。

今は少し違う。

丁寧さは、豪華なことではなく、急いでいないのに急ぐのをやめることかもしれない。

顔を強くこすらない。泡を一分待つ。タオルで押さえる。

小さすぎて誰にも褒められないことを、自分のために選ぶ。

EKATOの炭酸泡パック洗顔がくれたのは、私にとって「完璧な肌」の約束ではなかった。

朝の自分に、いきなり失格を出さないための一分だった。

翌朝7時42分、私はまた洗面所に立った。

泡を頬にのせ、スマートフォンのタイマーを押す。

昨日と同じ顔で、昨日と同じくらい少しむくんでいる。それでも今日は、泡に謝らなかった。

一分後の私は、たぶん別人ではない。

ただ、昨日より少しだけ、自分の扱い方を知っている。

あなたなら、慌ただしい朝の一分を、何のために使いたいだろう。


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