先日、いつもより少しだけ早起きした朝。軽やかな春の空気に誘われて、お気に入りのカフェまで散歩をすることにしました。朝日を浴びながら歩く道は、いつもの景色が少し特別に感じられて、それだけで気分が上がります。
カフェに着いて、ふと窓際の席で鏡を見た瞬間、自分の肌がなんだか明るく見えてびっくりしました。前日の夜、特別なスキンケアをしたわけでもなく、むしろかなり手抜きで眠ってしまった日。
なのに、なぜ?と考えていたら、思い当たったのが「その日はUV下地だけだった」ということでした。
ファンデーションを塗らなかったことで、確かに色ムラはあるものの、透明感が損なわれず、光が自然に反射して、肌がほんのりツヤっぽく見えたんです。
その瞬間、私はひとつの小さな気づきを得ました。「ファンデーションがなくても、自分の肌って案外悪くないかも」。それ以来、私の春のメイクは"ノーファンデ+優秀なUV下地"がベースになりました。
春といえば、ポカポカ陽気で気持ちよくて、つい外に出たくなる日が続きますよね。
でも実は、この季節こそ肌にとっては油断できない時期。まず、紫外線の量は意外にも初夏と同じくらい強い日もあり、うっかり日焼けをしてしまう危険が潜んでいます。
肌老化の80%は紫外線が原因とも言われており、春からのケアはとても重要です。
加えて、春は花粉・黄砂・PM2.5などの微粒子が空気中に舞う季節。肌がピリピリしたり、赤みやかゆみを感じるという声もよく聞きます。
そんなとき、ファンデーションで覆うよりも、肌にやさしくフィットして、バリア機能のあるUV下地を使うことが最適解。
最近では「保湿」「トーンアップ」「肌荒れ予防」など、1本で何役もこなす多機能UV下地が増えています。ノーファンデ派こそ、肌をしっかり守りながら、美しく見せるアイテム選びが鍵になるんです。
2025年春の時点で、私が実際に使ってよかったと実感できたUV下地を厳選して3つご紹介します。
ノーファンデ派として特に重視しているのは、肌へのやさしさ・素肌感の演出力・UVカット力のバランス。
この3つがそろっていてこそ、安心して1日過ごせます。
商品名 | 特徴 | 価格(税込) |
---|---|---|
ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ | 敏感肌OK・自然な血色感 | 約3,960円 |
エトヴォス ミネラルインナートリートメントベース | 美容液成分たっぷり・乾燥肌に◎ | 約4,950円 |
dプログラム アレルバリア エッセンス N | 花粉・PM2.5ブロック・超軽い | 約3,300円 |
これらのアイテムはそれぞれ特長があるので、肌の状態やその日の予定によって使い分けるのが私のスタイル。
お出かけが多くて写真を撮るような日は、血色感とツヤが出るラロッシュポゼ。
肌がゆらぎ気味の時や、ちょっと敏感に感じる日はバリア効果の高いdプログラム。
自宅でゆっくり過ごす休日には、スキンケア感覚で使えるエトヴォス。
その日の肌と対話しながら選ぶ楽しみも、ノーファンデ生活の魅力です。
ノーファンデ派にとって、いちばんの課題は「くすみ問題」。色ムラや肌の疲れ感が出ると、どうしても鏡を見るたびに気分が下がりがち。でも、だからといってファンデーションで覆い隠すと、重たく見えてしまうのが悩みでした。
そんなとき出会ったのが、トーンアップ効果のあるUV下地。
顔色がワントーン明るくなるだけで、朝の鏡の前でちょっと気分が上がる
この効果、ほんとうに侮れません。特に春は、冬の寒さで血行が悪くなり、肌のトーンが沈みがち。ピンク系やラベンダー系の下地を選ぶと、肌に透明感が出て「ちょっとイイ感じかも」と思える仕上がりに。
ちょっとした変化なのに、自信が芽生えるこの感覚、ぜひ体験してほしいです。
◆>>塗るだけ10秒、肌年齢を変える土台美容液【FACEE(フェイシー)】
働く30代にとって、朝はとにかく時間との勝負。私も、ついギリギリまで寝てしまったり、朝ごはんの準備で手一杯だったり。そんな日でも、UV下地+コンシーラー+フェイスパウダーの3ステップでベースメイクは完了です。
UV下地を全体に薄く伸ばす
目元や小鼻周りにコンシーラーをチョンチョンと置いてなじませる
仕上げにフェイスパウダーをふわっと重ねてテカリ防止
この流れで、たった3分。それなのに肌はちゃんと整って見えるから、忙しい朝にもストレスなし。何より、朝に少し余裕が生まれて、お気に入りのアクセサリーを選んだり、季節のコーデを楽しむ時間ができるのが嬉しいんです。
ファンデーションを使わない分、素肌そのものが「勝負」になるのがノーファンデ派。そのため、日々のスキンケアこそが最大の武器になります。
春は乾燥と花粉のダブルパンチで、肌が不安定になりやすい時期。
私が最近ハマっているのが、発酵系スキンケア。特にお気に入りなのが、発芽ハトムギエキスを使った美容液。夜に使うと、翌朝の肌が内側からふっくらする感じがあって、鏡を見るのがちょっと楽しみに。
スキンケアって、すぐに効果が出ないこともあるけれど、1週間、1ヶ月と積み重ねるうちに、肌が変わっていく感覚がじわじわと訪れる。その変化を感じた瞬間、ノーファンデ生活がもっと楽しくなるんですよね。
◆>>トラブルに負けない強い肌に導く美容液【HANATSUYU】
暖かい春の日、友人とピクニックに出かけた日。外でのんびり過ごして帰宅したあと、鏡を見ると、頬の高い位置だけほんのり赤くなっていて…。朝、しっかりUV下地を塗ったつもりだったのに。
その日の失敗の原因は、塗りムラと、日中の塗り直しをしていなかったことでした。
UV下地はしっかり塗ったつもりでも、よく見ると小鼻の脇やフェイスライン、こめかみなど、見落としやすい部分が焼けてしまいやすいポイント。パール粒大の量を2回に分けて、内側から外側へと丁寧に塗ることがとても大切です。
また、外出先では、手軽に使えるUVミストやパウダータイプの日焼け止めを持ち歩いて、こまめに塗り直しをする習慣もおすすめ。UVケアは「朝だけでOK」ではなく、「1日を通して意識するもの」だと実感しました。
ノーファンデという選択は、ラクでナチュラル、でもちょっぴり勇気のいる美容スタイルです。人と会う日や写真を撮る日など、「ちゃんと見せたい」場面では迷うこともあるけれど、自分の肌を信じて、丁寧にケアして、季節に合わせたベースを作ることで、それがちゃんと自分らしい美しさにつながります。
春は、環境も気持ちも新しくなる季節。ノーファンデ生活も、ほんの少しの習慣の見直しやアイテム選びの工夫で、きっともっと楽しくなります。同じように肌悩みを抱える30代の皆さんにとって、このブログが小さなきっかけやヒントになれば嬉しいです。
これからも、自分らしい美しさを一緒に楽しんでいきましょう。