何に注目?20代で使ってほしいスキンケアとは
「老化のトラブル回避は、20代から」・・・って本当?
老化のトラブル(目じりのシワ、たるみ、肌のくすみなど)が目立ち始めるのは、人それぞれ。
そうかといって、40代、50代で使うような、老化トラブルを防止するような化粧品を20代で使い始めても良いのでしょうか。
ちょっと疑問に思ったりします・・・
40代以降のコスメには、アンチエイジングの要素がふんだんに盛り込まれています。
つまり、栄養分や油分がたっぷりと含まれているという事。
まだ若くてピチピチしている肌は、栄養分や油分には困っていません。
それどころか逆に多すぎて、ニキビなどができるほどです。
10代のころは、よくニキビができたものです。
そんなお肌に、40代以上の方が使用する化粧品・コスメを使うとどうなるでしょう。
栄養分や油分が多すぎたりして、シミや大人ニキビなどの肌トラブルのもとになることもあります。
油分が多い肌に、油分が多く含まれているスキンケア商品を使うのは、できれば避けたいものです。
親子で同じ化粧品やスキンケア商品を使っている人もいると思いますが、そのときは、ちょっと油分に気をつけてください。
同じ化粧品やスキンケア商品を使っても、肌に異常がなければ、全く問題はありません。
20代で気を付けたいのは紫外線
20代でもっとも気をつけておきたいのは、紫外線なんです。
その時は、全く問題が発生しませんが、将来、気がついた時には、手遅れ・・・なんてこともあります。
うっかり日焼けをしても、肌トラブルもなく、戻りが早いのが20代なんです。
だからといって、予防もしないで、紫外線を浴びるのはちょっと危険なんです。
日焼けをした後、元通りになったと思っても、肌細胞は紫外線によって傷つけられています。それを繰り返していくと、ダメージが少しずつ蓄積されて、最後にはシミになって肌表面に現れて来るのは、なんと数年後の話なんです。
30代になって、シミに泣かないためにも、20代では紫外線対策をバッチリとしておくことをおすすめします。
対策として、最も簡単でおすすめなのが、下地やファンデーションに紫外線カットの効果があるものを選ぶことです。そうすることで、年間を通じて、日焼けを防ぐことができます。
屋外で過ごすことが多い人や、紫外線の強くなる初夏から秋にかけては、最高レベルのSPF50+・PA++++の日焼け止めを使うと良いですよ。

20代で万が一シミが出始めたという方は、集中美白で迅速に対応しましょう。
まだまだ間に合います。
毎日、見ている自分の顔ですが、シミは、ある日ふと鏡を見ると現れているのを発見します。
一度、気になるとずっと気になってしまうものです。
何気なく自分の顔を見ていては、なかなか気づきにくいものです。
もし、あなたがシミを見つけたらば、集中美白でシミに対処しましょう。
今なら十分に間に合います。
シミを発見したら、まず最初にメラニンの生成を抑えて、これ以上増やさない処置が必要です。
美白成分が入った美容液やクリームを朝晩のケアに追加するだけで、メラニンをコントロールすることができます。
「美白成分」は厚生労働省によって明確に定義されています。
その定義は、
「メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ、あるいはこれに類似した効能があると認めた成分」であることです。
現在では、そのような成分が約20種類「美白有効成分」として認可されています。
■代表的な美白成分
・ビタミンC誘導体
メラニン生成の予防とターンオーバー正常化によるシミの予防。できてしまったメラニンの色素沈着を防いでくれます。一方で肌を乾燥させやすいので、保湿はしっかりと。
・トラネキサム酸
もともと医療現場で止血剤や抗炎症剤として使われていた成分です。皮膚の中で過剰なメラニン生成をしている「炎症状態」にあるメラノサイトを鎮める効果があるといわれています。
・アルブチン
過剰なメラニンの生成を阻害してくれます。しみやくすみを予防する効果が高い成分です。
・コウジ酸
日本酒づくりの職人さんの手が白くて美しいことから発見された日本の美白成分です。シミだけでなく肌の透明感が無くなり黄色っぽくなる「黄ぐすみ」にも効果があるといわれています。
その他にも
・エラグサン
・プラセンタエキス
・リノール酸
・ハイドロキノン
などの成分があります。
美白有効成分には3つの働きがあります。
働き①
メラニンの生成を抑制する⇒シミを予防する
メラニンを作る働きを抑制してシミを作らせない
働き②
メラニンの色素還元⇒シミを薄くする
黒いメラニンの色素を白くして、シミを薄く見せる
働き③
メラニンの排出促進⇒シミを追い出す
肌のターンオーバーを促し、皮膚に溜まったメラニンを排出します。
美白有効成分は、成分の種類によって、働き①~③の違いがあります。
例えばビタミンC誘導体であれば、働き①~③のすべてをケアしてくれますが、プラセンタエキスでは働き①と③だけになってしまいます。
だからといってプラセンタエキスが悪いわけではありません。
あくまでも「美白」に関してですので、プラセンタは、美白効果以外にもビタミンやアミノ酸を多く含んでいるので、「エイジング・乾燥・肌荒れケア」まで幅広く活躍してくれる優れた成分なんです。
このように成分によって、効果も違うので、今一番ケアしたいことを中心に考えて、コスメを選ぶと良いと思います。
◆補足説明
どの美白成分が含まれているコスメを選んでも良いのですが、相性や効果が出るまでには、2~3か月は使い続けなければわかりません。
少しでも効果を早く手に入れたければ、化粧水・美容液・乳液にそれぞれ違った美白成分が含まれているものを使用してみるというのもひとつの方法です。
・化粧水⇒ビタミンC誘導体
・美容液⇒プラセンタ
・乳液⇒トラネキサム酸
といった具合に複数の美白成分をスキンケアに取り入れることで、スピードアップします。
年齢によってスキンケアを変えるべきかという質問が寄せられました。
特に気になる毛穴のケア方法について詳しく教えてください。
質問は、「20代と40代ではスキンケアを変えたほうがいいですか?」というものです。回答としては、年齢に応じてスキンケアを変えるべきです。
肌は年齢とともに変化していきますので、スキンケアも適切に変える必要があります。特に40代になると、肌の変化がより顕著に感じられることもありますが、個人差もあります。
ご自身が「毛穴が目立つような気がする」と感じるのであれば、それは気のせいではありません。肌は確実に変化しています。早めに気づけたことは素晴らしいことです。早期に対策することができるので、お手入れの見直しをおすすめします。
40代向けのスキンケアアイテムを使用する必要はありませんが、保湿効果や小ジワ・たるみケアに特化した商品を利用することをおすすめします。私のおすすめは、美容液です。
また、毛穴の悩みに関しても、年齢によって原因やお手入れ方法が変わります。20代前半では、皮脂の影響によって詰まり毛穴ができることが多いです。
以上がお答えです。
「40代前後から増えるのは、加齢によるたるみが原因で目立ってくる『開き毛穴』です。特に頬周辺によく見られ、まん丸ではなくて『涙型』とも言われます。この『開き毛穴』はオレンジスキンとも呼ばれ、頬やほうれい線周辺によく現れます。見分け方は簡単で、頬やほうれい線周辺を上に引っ張ると毛穴が目立たなくなる場合、それが『開き毛穴』です。このような毛穴の存在は、顔の印象を老けさせてしまうため、対策が必要です。」
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さて、毛穴というのは人々の中で嫌われる存在ですが、同時に大切な役割も果たしています。
朝も夜も私たちが寝ている間も、汗腺や皮脂腺とつながっている毛穴は、汗を通じて体温調節を助けてくれる役割を果たし、また皮脂の分泌を通じて肌を守るバリア機能も提供してくれます。
しかし、肌の状態や季節、特に年齢によっては、毛穴が目立ってしまうことがあります。
美容液を使用して、肌の調子が良さそうな場合は、同じシリーズの化粧水やクリームなどを試してみることもおすすめです。もちろん、毛穴が気になる人向けの商品はたくさん存在しています。
毛穴は、無くてはならない存在でありながら、放置しておくと良いことはありません。自分の肌の変化に気がついた時が、お手入れ方法を変えるタイミングです。気になると感じたら、早めのケアを始めましょう!